カブトムシの卵を発見!!
夏季保育中に,子どもたちがしている仕事の一つ。それは,カブトムシのお世話です。
カブトムシをたくさん飼っているケースを見て,土が乾いていたら霧吹きで水をかけ湿らせたり,ゼリー容器が空っぽになっていたら,それを取り除き,新しいゼリーを入れておきます。もちろん,ザリガニのお世話も欠かせません。
夏の終わりが近づき,カブトムシ達も死んでしまう数が増えていきました。
大事そうにそっと手のひらに乗せて,花壇や畑にお墓を作る子どもたちでした。
そんな中,世話をしている最中に,小さな小さな白い透明の幼虫を発見した子どもたち。
「なんじゃろう?」と年長の先生と図鑑で調べたり,話したり,いろいろな先生に尋ねて回ったりしました。
「きっとカブトムシの幼虫じゃわぁ。」と言う子どもたちに,半信半疑な先生たち。
調べてみると,やっぱり,それは,カブトムシの幼虫だったことが判明しました。
そして,よ~く見てみると,土の中に白い小さなかたまりを発見しました。これも,「なんじゃろう?」と,みんなでワイワイ。
これまた調べてみると,なんと!!卵だったことが分かりました。
一つかと思っていたら,何個もあって,年長の男の子たちは大興奮です。
こんな経験は,先生たちも初めてで,感動しました。
毎日毎日,年長児たちは,園で飼っている小動物の世話を進んでしてきました。
ケースの中にカブトムシの糞がいっぱいになると,それをふるいにかけて糞を捨ててきれいな土を残す作業を続けてきました。
だんだんと糞の量が少なくなり,カブトムシが土の中でみつを作り,さなぎになっていくことも知りました。
初夏のある日,登園したら,カブトムシが成虫になり,廊下の上の非常誘導灯にたくさん群がっていて,みんなでびっくりしたこともありました。
その時は,子どもたちだけでなく,先生たちもみんなびっくりして喜び合いました。
小さな生き物の命を大切に大切に育て,つないでいく子どもたちの真っ直ぐな優しい気持ちを感じ,この子どもたちと一緒に過ごすことができている幸せを感じました。
そして,この感動を与えてくださった,カブトムシをたくさんくださったり,カブトムシがいる山へ招待してくださった地域の方に,感謝の気持ちでいっぱいです。
すごいでしょ!!こどもたち!!
小学校でも育てている一年生に,早く教えてあげたいな。